100分間でできることと電子書籍のカバーデザイン
こんにちは。
僕の家から調布の職場まで、電車と徒歩で1時間40分くらいかかっています。新卒で入社した会社もそれくらいかかっていたのですが、やはりなかなかの移動距離です。実は、ちょくちょく自転車で職場まで通勤することがあります。直線距離にして25キロの道のりですが、こちらもだいたい1時間40分くらいかかります。
1時間40分、つまり100分あれば、映画「フルモンティ」(92分)も観れますし、「トレイン・スポッティング」(93分)も観れます。居酒屋で2時間飲み放題の場合だと、僕が着いた頃にはラストオーダーを終えたところでしょう。僕の通勤時間中に、今日もどこかの誰かの楽しい飲み会が終幕に向かい続けていることになります。はやく引っ越したくなりました。西野です。
本日の22世紀アート編集部は、今月リリース予定の電子書籍の編集作業に取り組んでいました。
今回はオリジナル表紙デザインもあったので、当社社長兼デザイナーの向田が真剣に作業をしていました。
作業自体はillustratorやphotoshopなどを駆使して行っているのですが、音楽業界と美術業界歴が長い向田のことです、作品の世界観ばっちりのカバーデザインを仕上げていました。
来週にKindleストアで販売予定なので、その際にはお披露目できるかと思います。
昨年の10月頃でしょうか。
創業に向けて連日事業計画やら事業目的やらを打合せしていた時に、僕もせっかくだからとillustratorやphotoshopなどのデザイン技術を覚えようと豪語していた時期がありました。
結局はソフト、所詮ソフト、とどのつまりソフトだと考えていたので、ど素人の僕でも出来ると確信していました。
僕の中でコンコンと湧き水のごとく溢れ出る美的センスと、井戸水のごとく人の営みには決して欠かすことのできない絶対的な存在感と、雨後の滝壺のごとくただならぬ反乱の予感。そういった類の才能が眠っているのだと信じていました。
アフロヘア―をモチーフにしたアフロヘア―がその人柄を形成し、その視線と緩やかに傾いている眉毛の描写はどこか人の不安感を煽り、ややずれている口髭がその視線の方向を決定づける綿密な構成。illustratorを駆使し5時間はかかった超大作にして処女作です。
訳あって一般公開はされなかった作品ですが、会社の他のメンバー曰く、才能がケンカしている、とのことでした。
どういうことでなんでしょうか。
実はこのホームページ「やかんDEシェアしませんか?」の背景画像は向田のデザインによるものです。
奥行はこんな感じになってます。
オリジナルキャラクターを多数登場させているのですが、今となっては愛着が湧いています。実は全キャラクターとも名前も設定もあったりするのです。
ちなみに、当社のメインホームページも、別コンテンツ「ブックマップ-読書下手から読書家になるまで」のデザインもすべて向田が作っています。
まだ創業1年目なので、ひとまず何でも自分たちでやってみてスキルを蓄えようということで、ほんとに何でもまず自分たちで着手しています。
ほとんどのことを0から習得していくので、正直最初はかなり大変でした。ただ、今となってはデザインの部分も受注できるようになってきたことと、それに社内の改善なんかがスピーディーに自分たちで判断できて行動できるので、こういうスタンスでやっていてよかったなと思っています。
そのうち本のカバーでグッドデザイン賞がほしいです。
それでは今日はこのへんで。
ではでは。